【PowerAutomate】Teamsチームのメンバ一覧を取得する方法
こんにちは、ほしコラム管理人の「ほし」です。
今回は、Teamsのチームメンバー全員を取得する方法について解説していきます。
上記については、チームの要員管理やタグの管理などする際に応用することができると思います。
本記事で解決できるお悩み
- Teams上のメンバー管理が簡易化できる
- メンションタグの管理を簡単にすることができる
- PowerAutomateでチームをメンションする際に使用することができる
はじめに
今回作成するPowerAutomateで取得するTeamsメンバーはExcelに出力していきたいと思います。
月初や月末に要員を確認することが多いと思いますので、その場合を想定していきます!
PowerAutomate 処理イメージ
フローのイメージは以下のようになっています。
取得したチームのメンバー数分だけ、ループ処理が実行されExcelに記載されます。
実行結果は以下のようになります。
取得したグループメンバー12人名分の処理が繰り返されて「Excel」に追加できています。
Excelの実行結果は、後ほど紹介していますので12行分の情報が記載されていることを確認してみてください!
PowerAutomate 処理フロー
今回作成するPowerAutomateの処理内容は以下のようになっています。
処理内容は大きく部類して3つになります。
上記のように簡単にTeamsのメンバを取得することができます。
Teamsの機能として「チームのメンバーを取得」は現時点ではありませんので、「Office 365 Groups」で取得する方法となっています。
取得した内容をExcel上に記載する方法について、今までの紹介してきた記事でも取り扱っているので参考にしてみてください。
Recurrence (スケジュール)
スケジュールでは、繰り返しする日付などを指定することができます。
今回は月初に起動したいので毎月「1日」に起動するように設定します。
グループメンバーの一覧表示 (Office 365 Groups)
グループメンバーの一覧表示では、プルダウンから取得したTeamsのチームを選択してください。
- グループ ID : ドロップダウンから選択してください。
- 上 : 取得する上限値を指定することができます。
グループメンバーの一覧表示で取得することができる情報は以下のようになっています。
メールアドレスなども取得できるので簡単に要員表が作成することができると思います。
名前 | パス | 型 | 説明 |
---|---|---|---|
値 | value | array of object | 値 |
ユーザー ID | value.id | string | ユーザーを表す一意の ID。 |
表示名 | value.displayName | string | ユーザーの表示名。 |
名前 | value.givenName | string | ユーザーの名。 |
役職 | value.jobTitle | string | ユーザーの役職。 |
メール | value.mail | string | ユーザーのメール アドレス。 |
携帯電話 | value.mobilePhone | string | ユーザーの携帯電話番号。 |
オフィスの場所 | value.officeLocation | string | ユーザーのオフィスの住所。 |
姓 | value.surname | string | ユーザーの姓。 |
ユーザー プリンシパル名 | value.userPrincipalName | string | ユーザーの UPN ID。 |
表に行を追加 (Excel)
グループメンバで取得した「メンバーの表示名」の数だけ繰り返してExcel上のテーブルに追加します。
今回はメールアドレスと表示名を使用して要員一覧を作成します。
「表に行を追加」で設定している内容は以下のようになります。下線の内容はテーブルの列の内容になります。
- 場所 : 任意のファイル保存先
- ドキュメントライブラリ : 「場所」に紐づくドキュメントライブラリ
- ファイル : 「 任意のExcelファイル 」.xlsx
- テーブル : 上記の指定したExcelにあるテーブル名 (プルダウンから選択可能)
- DateTime 形式 : お好きなフォーマットを指定してください。
- No : Excel関数の「ROW()-2」 -2はテーブル以外の行数を除く
- 氏名 : グループメンバーの一覧表示で取得した「表示名」
- メールアドレス : グループメンバーの一覧表示で取得した「メールアドレス」
取得結果は以下のようになります。アドレスと氏名はグレーアウトさせて頂きましたが、最初に紹介した実行結果通り12名分の情報が取得できています。
最後に
これまで記事を読んでいただきありがとうございました。
本ブログでは、PowerAutomateを使用した業務効率化についての記事をメインに投稿しています。
今回はTeamsに対しての業務効率化を実施していますが、SharePointやExcelなど様々なOffice製品を利用した記事なども紹介しています。